松雪泰子”夏”が豹変ぶりが怖い…福原遥”密子”と対立した理由とは？『マル秘の密子さん』第8話考察レビュー

夏vs密子、遥人vs智
2つの戦いの行方は…。

　また、鞠子の日記を盗み、密子の部屋を荒らしたことの目的もわからない。密子に対して恐怖を植え付けて、手を引かせようという算段か…？

　すべては五十鈴が裏で手を回していたという可能性も捨てきれないが、夏はただ、なにかから密子を守ろうとしているのだと思いたい。例えば、実は鞠子が火事に関わっていたとか。これまでバディとして好相性を見せていた2人が対立する最後は、できれば観たくない。

　謎が深まる火事に対し、密子をめぐる三角関係はくっきりと浮かび上がってきた。智（清水尋也）は明確に恋心を自覚し、遥人をけん制する。それに対し遥人はまだ無自覚だが、智への嫉妬心はうかがえる。

　和むのは、智は彩（吉柳咲良）に、遥人は玲香（志田彩良）に気持ちを見透かされ応援されていることだ。遥人のほうが1歩リードしている感があるが、妹より気が弱い兄、という似たような立ち位置の2人の恋の展開からも目が離せない。

　次回、密子は夏を社長の座から引きずるおろすことを画策するらしい。夏vs密子、遥人vs智。2つの戦いの行方を見守りたい。

（文・あまのさき）

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