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八木勇征が”完璧な南くん”を体現…みずみずしい演技の魅力とは? ドラマ『南くんが恋人!?』第1話考察&感想レビュー

text by 西本沙織

飯沼愛主演、八木勇征(FANTASTICS)出演のドラマ『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)が7月16日(火)より放送開始した。幾度となく映像化を果たした名作が、本作では、南くんが手のひらサイズになる男女逆転バージョンに。 今回は、第1話のレビューをお届けする。(文・西本沙織)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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【著者プロフィール:西本沙織】

1992年生まれ、広島在住のライター。会社員として働くかたわら、Web媒体でエンタメに関するコラムやレビュー記事の執筆を行っている。ドラマや映画、マンガなどのエンタメが好き。

令和の「南くん」は男女逆転!

『南くんが恋人!?』第1話 ©テレビ朝日
『南くんが恋人!?』第1話 ©テレビ朝日

 過去4度にわたりドラマ化された『南くんの恋人』が、この夏、装いも新たによみがえる。実写「南くん」シリーズの歴史は、1990年放送の単発ドラマからはじまった。1作目(1990年)は工藤正貴×石田ひかり、2作目(1994年)は武田真治×高橋由美子、3作目(2004年)は二宮和也×深田恭子、4作目(2015年)は中川大志×山本舞香が、それぞれ南くんとちよみに。時代ごとにさまざまな変化をみせた。

 待望の5作目では、注目の若手俳優、飯沼愛と八木勇征(FANTASTICS)がそのバトンを受け継ぎ、新たなストーリーを紡いでいく。歴代ドラマとの違いを挙げると、令和の「南くん」は男女逆転だ。これまではヒロイン・ちよみがひょんなことから小型化したが、『南くんが恋人!?』では、南くんが手のひらサイズになってしまう。

 原案は、内田春菊による「南くんの恋人」(青林工藝舎刊)とその続編「南くんは恋人」(ぶんか社)。男女逆転バージョンの実写化は今回が初となるため、「南くん」シリーズが初めての人はもちろん、過去の作品を観ている人も新鮮な気持ちで見届けられる作品になっている。

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