恋のライバルたちの反応
ちよみと南くんを取り巻く人たちにも動きがあった。まず、ちよみに想いを寄せる手芸部部長・溝口恭介(今井柊斗)。彼は南くんが行方不明になったことを知り、ちよみを呼び止める。
「ひどいですね、僕だったらそんなこと絶対にしません。ちよみさんを一人になんて絶対にしません」と、柔らかい物腰ながらも南くんにはきつく捉えられる言葉を投げかける。そんな恭介に対し「南くんは私のこと絶対一人になんてしないんで、くだらないこと言わないで」と、まっすぐに伝えるちよみ。この言葉が恭介にすこぶる刺さったようで、逆にもっと惚れられることになる。
一方、大学バスケ部のコーチ・佐川美鈴(武田玲奈)も少々辛辣だった。美鈴は、ちよみが南くんを隠しているのではないかと疑っている。
「なんで私に会わせてくれないの」「私好きだよ南のこと、男として」と、畳みかける美鈴。少々押され気味なちよみは、「南くんがあなたに会いたければ来るんじゃないですか」と返すのが精一杯だった。