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八木勇征”南くん”の未来が不穏すぎる…「執行猶予」の意味とは? ドラマ『南くんが恋人!?』第5話考察レビュー

text by 西本沙織

飯沼愛主演、八木勇征(FANTASTICS)が出演するドラマ『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)が現在放送中だ。幾度となく映像化を果たした名作『南くんの恋人』が、南くんが手のひらサイズになる男女逆転バージョンとして蘇った。今回は、第5話のレビューをお届けする。(文・西本沙織)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

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【著者プロフィール:西本沙織】

1992年生まれ、広島在住のライター。会社員として働くかたわら、Web媒体でエンタメに関するコラムやレビュー記事の執筆を行っている。ドラマや映画、マンガなどのエンタメが好き。

「南くん、私たちはなんで小さくなったんだと思う?」
 同じく小さくなった早苗(国仲涼子)との出会い

『南くんが恋人!?』第5話 ©テレビ朝日
『南くんが恋人!?』第5話 ©テレビ朝日

『南くんが恋人!?』(テレビ朝日系)第5話は、いつにも増してファンタジー全開な幕開けだった。南くん(八木勇征)が、自分と同じ手のひらサイズの富田早苗(国仲涼子)と出会ったのだ。

 彼女も最初から小さかったわけではなく、“縮んだ”らしい。彼氏の胸ポケットに入る早苗は、ちよみが小さくなる『南くんの恋人』を連想させる。そこに南くんも並ぶのだから、よりファンタジー感が引き立つ映像となった。

 意気投合した南くんと早苗は、“手のひらサイズあるある”を語り合う。「階段を駆け上がる振動は、5階建ての屋上から落ちるくらいの恐怖」だとか、「ご飯を細かくしてくれるのはいいけれど、切り方が雑」だとか…。二人の会話を聞くほどに、“小さくなった人間”への解像度がぐんと上がる。

 それから和やかな空気が続くが、早苗はひとつの問いかけを残して別れを口にする。

「南くん、私たちはなんで小さくなったんだと思う?」

 答えが出ないまま、南くんはちよみ(飯沼愛)のもとへ戻る。自転車が横を通るたびに鼓動を速くさせるちよみに、「大丈夫だよ、いなくならない」と声を掛ける。南くんの優しい声色とまなざしが、ちよみに絶対的な安心感をもたらしていたのが印象的だった。

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