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毎晩サクッと笑える…異質なコメディ”夜ドラマ”の魅力とは? NHK『ミワさんなりすます』徹底考察&ぶっちゃけ感想レビュー

text by 寺島武志

10月16日よりNHK系「夜ドラ」枠で放送開始された『ミワさんなりすます』。本作は、松本穂香演じる映画マニアの主人公が「推し」である俳優の家政婦になりすましてしまうサスペンスフル・コメディ。今回は第1週4話までのあらすじと本作の見どころをご紹介する。(文・寺島武志)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

推しへの愛が暴走…。
1話15分でハラハラが止まらない…!

片桐はいり、松本穂香『ミワさんなりすます』6話 (C)NHK
片桐はいり松本穂香ミワさんなりすます6話 CNHK

NHK総合で、2022年4月から新設された15分ドラマ枠、通称「夜ドラ」。歴史ある「朝ドラ」とは、内容もターゲット層も全く異なった作品が製作され、井上祐貴主演の『卒業タイムリミット』(2022)を皮切りに、小説やマンガ原作を中心とした若者に向けたドラマが並ぶ。

中でも、『あなたのブツが、ここに』(2022)で主演した仁村紗和、『ワタシってサバサバしてるから』(2023)の丸山礼、『おとなりに銀河』(2023)の八木莉可子など、ニュースターを生み出しているのも特徴だ。

この枠で、松本穂香を主演に据え、10月16日に初回放送を迎えた『ミワさんなりすます』は、青木U平の人気コミックを原作に、『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ東京系、2018~)や『私の家政夫ナギサさん』(TBS系、2020)の徳尾浩司が脚本を担当した、コメディーの中にも、サスペンスやロマンスも散りばめた作品だ。

また共演するのは、映画、テレビドラマ、舞台ジャンル問わず幅広く活躍している堤真一。連続テレビ小説『マッサン』(2014)や、大河ドラマ『青天を衝け』(2021)などNHKでのドラマ作品の常連とも言えるベテラン俳優だ。

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