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高橋克典の“贅沢な無駄づかい”にニヤニヤが止まらない…実は感動系であるワケ。ドラマ『おいハンサム!!2』第2話考察&感想

吉田鋼太郎が主演のドラマ『おいハンサム!!2』(東海テレビ・フジテレビ系)が放送中。伊藤家の父・源太郎が愛する家族と過ごす、「恋」と「家族」と「ゴハン」をめぐるホームコメディ。今回は、「バキューン!」がキーフレーズとなった第2話の物語をご紹介する。(文・曾澤奈津美)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

女性たちを虜にする“ムッシュ”の登場

©東海テレビ/日本映画放送
©東海テレビ日本映画放送

伊藤家の面々が「バキューンですよ!」を連発した次回予告。予告の通り、第2話はまさに「バキューン」回であった。

源太郎(吉田鋼太郎)の妻・千鶴(MEGUMI)が人気洋菓子店「シュクレ」を訪れると、ご近所さんのミチル(藤田朋子)が興奮気味にレジ奥の厨房を覗いている。視線の先には、“ムッシュ”と呼ばれるパティシエ(高橋克典)が。ミチルは彼を見るためにこの店に通い詰めている。

ミチル曰く、「昔やんちゃしていた頃、彼を見捨てなかった高校の先生がくれた焼き菓子の味に感動。高校卒業後、何のつてもなくパリに渡り人気店のシェフに。その後、帰国しホテルの料理長を経て、生まれ落ちたこの地に念願だった小さな洋菓子店を開いた」という経歴が”ムッシュ”と呼ばれる所以だそう。

ミチルがなぜそんな過去を知っているのかもよく分からないまま、千鶴は冷静にケーキを購入する。

その夜、伊藤家には三姉妹も集まっており、そこに父・源太郎が大森(浜野謙太)を連れて帰ってきた。大森もムッシュのケーキをお土産に買ってきており、みんなでたくさんのケーキを食べることに。

娘たちにもムッシュの存在は知れ渡っており、里香(佐久間由衣) は「往年の二枚目俳優みたい」と褒めているのかけなしているのか分からない感想を述べる。

既婚者のミチルが彼との結婚宣言する程に巷で熱狂的なファンを獲得しているムッシュだが、ドラマ後半で以外な一面が発覚する。なんと、彼は酔うとクールなパティシエから一転し、「バキューンですよ!」連発おじさんに変貌するのだ。

由香(木南晴夏)は大森と行ったレストランで「バキューンですよ!」という声が突然鳴り響き、「人がバキューンって言うの初めて聞いた」と驚く。

里香も大学の同級生との食事会で彼を目撃し、由香と同じ反応をしていた。さらに源太郎が部下たちとの飲みに行くとそこにもムッシュが。カウンター席から立ち上がり、マスターに「バキューン」を連発していた。

「バキューンですよ!」と言うためだけに登場した高橋克典。大物俳優を大いに無駄遣いをした贅沢な回だった。

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