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「先生、俺にもキュンを教えてください」
渋谷くん“うぶキュン”名場面をプレイバック

©カンテレ
©カンテレ

“うぶキュン”と謳っている通り、渋谷大海の不器用でうぶな姿が印象に残る。これまでに放送された中から、名シーンをピックアップしてみたい。

第1話で、園児に虹を見せようと水を蒔く愛華先生の弾ける笑顔に心が動いた渋谷くん。

そのまま地面に倒れてしまったのだが…。思わずツッコミを入れずにはいられないシーンだったが、胸のドキドキが伝わる呼吸、直角に起き上がったかと思えばうるんだ瞳でまっすぐに見つめ、ピュアを全身で表現するかのような説得力ある透明感。アップで映し出される姿は白い子犬のよう。

渋谷くんのピュアさや素を象徴するシーンだった。

第2話では、両手を後ろにして突進する“キャラ変”しすぎな渋谷くんの姿が。その後も心配になるほどにキャラがブレブレ。“初キュン”以降、初めての感情に壊れてしまった渋谷くん…。

それでも音夢からもらったキラキラのボールに心を動かされ、愛華先生が仕事をする夜の園を訪れ、渋谷くんはリスのお面を使いながらありったけの想いをぶつけるのだった。

「先生の前でどんな顔していいかわからなくて…」「でも、先生とちゃんと話したいから」と、隠さずに素直な気持ちを告白。さらなる想いは黄色いガーベラに託してーー。花言葉は「究極美」「究極愛」。「先生にあげます…」と手渡したところからエンディングまで、2人のセリフはない。

そんな言葉にならない想いを代弁するかのように主題歌の「音色」(SixTONES)が流れる。歌詞の一節、「出会えただけで特別な毎日」は渋谷くんの心情ともリンクする印象深いシーンだった。

ちなみに主題歌の「音色」はSixTONESの12thシングルであり、「大切な人や仲間と出会えたことへの感謝と喜びに溢れる、エモーショナルな絆ソング」(※公式サイトより引用)というコンセプト通り、SixTONESの軌跡を踏まえた楽曲であり、グループ結成から丸9年を迎えた5月1日に発売された。

劇中で流れるタイミングしかり、歌詞に込められたメッセージと6人のまっすぐな歌唱がストーリーを美しく彩っている。

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