50歳の北村有起哉が演じた高校生時代が笑える! 振り切った回想シーンに注目。NHK朝ドラ『おむすび』レビュー
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることをきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第12話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
永吉と折り合いが悪い聖人の過去…。
糸島フェスティバルで踊るために、ハギャレンのメンバーとパラパラの練習をしていた結(橋本環奈)は、うっかり門限を過ぎてしまう。駅に着いた結は慌てて走り出すが、そこへ陽太(菅生新樹)が現れる。陽太は、結の父・聖人(北村有起哉)と母の愛子(麻生久美子)に向かって、自分たちは付き合っていると嘘をついて結を庇った。
聖人はショックを受けるが、祖父・永吉(松平健)は、聖人の若い頃を引き合いに出して二人は大喧嘩を始める。
聖人は家を飛び出して、スナック・ひみこでヤケ酒を飲みながら、永吉の金遣いの荒さや、畑仕事をほっぽり出して自由に生きてきたことに対する恨みつらみを愚痴る。
『おむすび』第12話は、北村有起哉が演じる父・聖人の過去を深掘りした回となった。「色んな情報が沢山出てきて面白かった」とドラマの内容を楽しむ声があがった一方、「どんな理由だったとしても(永吉が)聖人を深く傷つつけたことには変わりない」「何か理由があるかも?とかは思うけれど、じいちゃんやべーだろ」など、聖人に同情した投稿も見られた。
また、結と陽太が付き合っていると信じ込んだ聖人が、膝を抱えて口をパクパクさせながらぼーっとした様子を見せたシーンでは「あーあお父さん壊れちゃったw」「お父さんこわいわ」と、北村有起哉の演技力に笑いのツボをつかれた視聴者で溢れた。
加えて、聖人と永吉の若かりし頃の回想シーンが大きな話題となった。現在50歳の北村有起哉は、本人が高校生時代を演じた。「痛々しく見えてしまいそうなメイクや若い扮装をするより、これぐらい振り切って過去回想を演じるのもええね」「さすがに北村有起哉の高校生役にはちょっと笑った」「今日の回想面白かったよ」など、一見無茶に思える演出が視聴者の興味を惹きつけた。
(文・野原まりこ)
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