”マツケン”の名言炸裂…NHK朝ドラ『おむすび』橋本環奈“結”の心を開いた言葉とは?
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることをきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第4話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
「この世にクズはなか!」結の心を開く永吉の言葉
書道展の帰りにハギャレンに遭遇し、しつこく勧誘されて困っていた結(橋本環奈)をみたサラリーマンが警察を連れてやってきた。警察に恐喝を疑われたギャルたちは否定するも、見た目が派手なことから、一方的に“社会のクズ”呼ばわりされる。しかし、結はその言葉が心にひっかかっている様子。
後日、登校した結は書道部への入部は断ろうとするが、風見先輩(松本怜生)に「書道の楽しさを知ってから決めてほしい」「次は自分がもっとわかりやすい書道展に案内する」と約束する。
風見先輩との書道展の約束にルンルン気分で下校していた結は、またもやハギャレンに勧誘される。結は「いい加減にしてください。うちは、ギャルもお姉ちゃんも大っ嫌いなんです!」と怒鳴ってしまう。
結が帰宅すると、規格外の“クズ野菜”を売りに行く祖父(松平健)と、それを反対する父(北村有起哉)が喧嘩しているところだった。結は祖父に連れられ、商店街で路上販売を手伝うことに。
すると、港で出会った野球部の四ツ木翔也(佐野勇斗)が通りかかり、トマトを購入していくのだった。
第1話で登場してから出番のなかった四ツ木翔也が再登場。気になる存在ではあったものの、書道部の風見先輩の存在感が大きくなっていったため、影が薄くなっていくことが心配だった…。しかし、従来の少女漫画の方程式に当てはめると、王子様キャラは当て馬で、ぶっきらぼうな無骨男子が本命ということになる。「ヒロインお相手役の本命は、風見先輩と見せかけつつも、本当は四ツ木翔也っていう予感」と、予想する視聴者も。今後の展開が楽しみな役柄だ。
一方、ギャルたちに冷たく当たる結。今回は、“クズ野菜”と、見た目が派手なだけで煙たがられるギャルをかけて見せた。「『結、覚えとき。形が悪かろうが、見かけがひどかろうが、この世にクズなんてものはなか!』永吉じいちゃん、いいこと言った。」と、松平健演じる祖父・永吉の言葉に、結と同様に感化される投稿が見られた。
しかし、まだギャルを嫌悪する結。この様子をみた視聴者は「『知らない』ではなくて、『知ろうとしない』のかもしれないな。あえて何事にものめり込まない。のめり込んだところで、明日にはなくなってしまうかもしれないと思っているから。それほどに“あの日”の出来事は大きかった。“普通の生活”を欲する意味は、そこにあるということか」と、考察。
放送終了間際に映し出された、姉・歩(仲里依紗)の部屋にも、何かヒントがありそうだ。
(文・野原まりこ)
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