愛すべきはるたん
シリアスな面はさておき、本作になくてはならない、主人公である春田創一はみんなの愛されキャラだ。今回は、そんな春田の魅力を紹介したい。
おっさんずラブファンに春田のどんなところが好きと聞いたら、悪い部分も多く出てきそうな程、春田には欠点が多い。
まずは流されやすい所だ。シーズン1でも牧と別れた後に黒澤に押されるまま同棲、まさかのプロポーズも引き受けてしまう。
また元々実家暮らしで、いつまでたっても自立しない春田に母親はうんざりして出ていってしまった。その直後に牧がルームシェアとして引っ越すことになり、牧はなんでも家事ができるため、結局全く自立しないまま現在にいたってしまう。それに感情的で大声出してギャーギャー騒がしく、牧にうるさいとツッコまれることも。
そんな春田はなぜモテるのか。シーズン1では牧、黒澤、幼馴染のちず(内田理央)の3人が春田に思いを寄せていた。それは前述したようなところが、周りがほっておけないのだ。
また春田は超が付くほどお人好しで、困っている人を見逃すことはできずに、牧との待ち合わせや、空港に迎えに行く際も遅刻してしまう。
春田は仕事面では、営業成績は1番低いのだが、地域の人たちには他のどの職員よりも愛されている。出世欲もなく誰に対しても自然体でいる春田に、牧や視聴者たちもその魅力に引き込まれていくのだ。
そんな愛されキャラの春田を演じる田中圭は、何と第4話では、春田と和泉の元カレの2役を演じるという。和泉の元カレとは一体、どんな人だったのか。田中圭の演じ分けにも期待したいところだ。
(文・曾澤奈津美)
【関連記事】
号泣シーンが話題…物語のカギを握るのは井浦新。その理由とは? ドラマ『おっさんずラブ-リターンズ-』第1話考察レビュー
牧と春田の新婚イチャイチャに視聴者悶絶… 最もキュンとしたシーンは? 『おっさんずラブ-リターンズ-』第2話考察レビュー
実写版は大成功…原作ファンが絶賛する理由とは? 『チェリまほ』徹底考察。他のBL作品と一線を画す特別な魅力を解説