ディーン・フジオカ登場で“イケオジ渋滞”発生…唯一浮いているキャストは？『おっさんずラブ-リターンズ-』第4話考察

なぜ私たちはおっさんたちにときめくのか

出演者のほとんどが既婚者で、年齢的にも落ち着いている俳優たちばかりの「おっさんずラブ」はなぜこんなにも私たちをときめかせるのか。

今週は、和泉が菊之助の頭をポンポンするシーンがあり、シーズン1でも壁ドンがあった。少女コミックなどでよくあるシチュエーションで、恋愛ものの醍醐味なのだが、大人の女性たちはそんなものではキュンキュンしない。しかしなぜかおっさんずラブではときめいてしまうのだ。

男女の恋愛ドラマを観ている時は、いつの間にか女性側の気持ちに立ってしまったり、自分の好きな俳優が綺麗な女性と恋をするシーンを見ると妬いてしまうことも。

しかし、今作は男性同士の恋模様で、しかもイケメン同士が仲良くしている。キュンキュンを通り越して、もはや尊いと感じてしまう程の魅力がこの作品にはある。

ときめかせるだけでなく、昼顔やVIVANT、やバチェラーなどの話題となった作品をオマージュして、しっかりと便乗している所もクスッときてしまう。シリアスな場面とのバランスのとり方も上手く物語としても楽しめる。

（文・曾澤奈津美）

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