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松村北斗のパパっぷりに沼…。
ドラマのメイキングにも注目

『西園寺さんは家事をしない』第1話より©TBS
『西園寺さんは家事をしない』第1話より©TBS

 “沼らせ俳優”・松村北斗のパパっぷりを堪能できるのも、このドラマの魅力のひとつだ。自由奔放な娘に振り回されながらもまっすぐに愛を与えている姿からは、いつもの“火10ドラマ”とはちがったタイプのキュンを摂取することができる。

 ドラマのホームページに、“風変わりな同居生活を通して「幸せって何?家族って何?」を考えるハートフルラブコメディ”と書いてあるということは、西園寺さんと楠見くんの“ラブ”も始まっていくのだろうか。

 また、松村は撮影の合間も本当のパパのように倉田に接しており、着替えをさせようとして手こずるシーンを撮る際には、「お着替えさせたら負けってことね」「このお洋服変わっちゃったらエマちゃんの負け」と“エマちゃん用語”に変換して説明してあげていたりと、優しさが垣間見える。

 “月9ドラマ”『海のはじまり』(フジテレビ系)に続き、ステップファミリーの物語になりそうな『西園寺さんは家事をしない』。ただ、『海のはじまり』の弥生(有村架純)は夏(目黒蓮)に恋愛感情があり、その上で海(泉谷星奈)の母親になろうとしている。

 西園寺さんは今のところ、楠見くんへの恋愛感情はなく、ただの親切心で家を貸そうとしている段階だ。これから、2人の関係がどう揺らいでいくのかも見どころのひとつになっていくだろう。

「楠見くん!もう少し、ここにいなよ。ここにいたことで、少しでも心が軽くなったらそれでいいんだよ」

 BBQをやりながら西園寺さんとルカの前で、「パパ、ダメだね」と涙を流した楠見くん。ずっと張り詰めていた糸が、ようやく緩んだ瞬間だったのかもしれない。家事を毛嫌いしている西園寺さんが、家事の楽しさに気づいたり、ひとりで頑張らなきゃと思ってしまっている楠見くんが、誰かに頼ってもいいんだと自分を許せる日はくるのだろうか。

(文・菜本かな)

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