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少女漫画の王道キャラのような横井

『西園寺さんは家事をしない』第5話より ©TBS
『西園寺さんは家事をしない』第5話より ©TBS

 それにしても、津田健次郎が“火10ドラマ”の当て馬ポジションを担う日が来るとは。いや、もしかしたら西園寺さんが横井(津田健次郎)と結ばれる可能性もあるかもしれないが、現段階では限りなく低いような気がする。

 津田が演じる横井は、イケイケ風に見えるけれど、サングラスをつけないと思うように喋ることができないシャイさも持っている少女漫画の王道キャラ。前職で同僚だった西園寺さんにお弁当を褒められたことで、料理系YouTuberを目指したようだ。

 本来なら、あの声で“あなたのおかげで”なんて言われたら、ときめかざるを得ないはず。しかし、西園寺さんは「(カズト横井の動画が大好きな)ルカちゃんのためになれてたんだ〜」と違う意味で喜んでいる。
 
 この流れだと、横井が西園寺さんの“上書き彼氏”になる予感がしたが、ズバッと意見を言ってくれる陽毬(野呂佳代)の存在がありがたい。

「一妃だから、言葉選ばずに言うね。なかなか、自分勝手だよね、それは。だってさ…説明する必要ないよね」

 たしかに、西園寺さん側の視点から見てきたからか、“上書き彼氏”を作ることに違和感を抱いていなかった。しかし、よくよく考えたら、“上書き彼氏”にされた男性があまりにも不憫すぎる。その男性がもし、西園寺さんとの将来を真剣に考えていたら? 本気で、西園寺さんのことを好きになってしまったら?

 現状、西園寺さんがいちばん大事にしたいのは、楠見家との生活。しかし、“上書き彼氏”が「そんなこと許さない」と言う可能性だってある。というか、恋人が自分以外の異性と“偽家族”ごっこをしていたら、だいたいの人は嫌悪感を抱くのではないだろうか。

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