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津田寛治、魂のこもった指揮に鳥肌…宮沢氷魚と芦田愛菜”が急接近? ドラマ『さよならマエストロ』第6話考察&感想レビュー

TBS系にて放送中の西島秀俊主演ドラマ、日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』。西島演じる天才指揮者・夏目が、芦田愛菜が演じる娘や家族との絆と、自身の人生を取り戻す再生物語。今回は、第6話のあらすじとレビューをお届けする。(文・あまのさき)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:あまのさき】

アパレル、広告代理店、エンタメ雑誌の編集などを経験。ドラマや邦画、旅行、スポーツが好き。

晴見フィルの幕を下ろす
「さよならコンサート」

西島秀俊Getty Images

第5話のラストで天音(當真あみ)と市長の白石(淵上泰史)が親子であることが発覚した『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート』。

相変わらず晴見フィル排除の手を止めない白石は、助成金の打ち切りに先立って「あおぞら文化ホール」の閉館を決めた。

活動拠点を奪われることとなった晴見フィル。なんとかして「さよならコンサート」をやりたいという思いに、二朗(西田敏行)が間もなく開催される「梅まつり」を乗っ取ってしまえばいい、とアドバイスをする。

市の職員の目を欺くため、晴見フィルではなく「HARU P」という名前でホール使用の申請をするなど、なんだか楽しそうだ。優しい空気感にほっこりする。

ほっこり、といえば、二朗が営むうたカフェに夏目(西島秀俊)をはじめとする面々が集合し、40年前の「あおぞら文化ホール」こけら落とし公演の写真を見ていたときのこと。

1回目の演奏会でビゼー作曲のオペラ「カルメン」を演奏したという話を聞いた夏目は、最後の公演でも同じ楽曲をやろうと提案。団員たちの輪唱に、羽野(佐藤緋美)も加わっているシーンがあった。

加入当初は団員たちとの衝突も見られたが、着実に親交が深められている証拠だ。違和感なく羽野がこの輪の中にいることに、ほっこりした。同時に一抹の寂しさも。晴見フィル解散のときは刻一刻と迫っている。

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