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宮藤官九郎が描く“ホス狂い“に共感の声…一方、仲野太賀への評価は? ドラマ『新宿野戦病院』第2話感想レビュー

宮藤官九郎による完全オリジナル脚本のドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)が放送中。小池栄子と仲野太賀のW主演の本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台にした新たな救急医療エンターテインメントだ。早速、第2話の物語を振り返る。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

“ホス狂い“の叫びに共感の声

ドラマ『新宿野線病院』第2話(C)フジテレビ
ドラマ『新宿野線病院』第2話(C)フジテレビ

 
 新宿・歌舞伎町の「聖まごころ病院」で働くこととなった元アメリカ軍医のヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)の元に、オーバードーズで意識を失ったトー横キッズの少女・マユ(伊東蒼)が搬送されてくる。一方、聖まごころ病院の美容皮膚科医・高峰享(仲野太賀)は、NPO法人「Not Alone」の新宿エリア代表・南舞(橋本愛)に熱を上げ、「Not Alone」の活動に参加する。

 性感染症内科医・田島琢己(馬場徹)で診察を受けるリリカ(寺本莉緒)は、ホストの通称“DD”、ダイスケ・ダルメシアン三世(細貝圭)に貢ぐために体を売って稼いでいた。

 しかし、DDの誕生日当日。他の女と飲むDDに激怒し、ビルの屋上から飛び降りようとする。駆けつけた舞とヨウコによって場は収められるも、足を滑らせたDDがビルの屋上から転落。聖まごころ病院で緊急手術をすることに。

 さらに、再びオーバードーズしたマユも搬送されてくる。結果として無事に手術は終わり、マユも無事回復した。

 今回もSNSには視聴者の声が多く上がっており、キャスト陣の名演や、クドカンのワードセンス、パウダー付きの名刺に足を滑らせる伏線、“売掛”と“ふりかけ”にかけたダジャレなど、クセになる人が続出であった。

 一方でホストに貢ぐリリカのやりきれない気持ちに共感する声も寄せられ、コメディチックに彩られた物語の中に隠されたメッセージ性を感じられる内容となったようだ。

 また、仲野太賀の振り幅に困惑する視聴者も。仲野はNHKの朝ドラ『虎に翼』にも出演しており、仲野が演じる優三さんと、高峰享が180度真逆の人間であることから、「優三さん」がXでトレンド入りしてしまうというおかしな出来事が発生。

 思いがけない形で注目されることとなったが、同時に配信されているNetflixでは2位を記録し、今後もますます期待が高まりそうだ。

(文・野原まりこ)

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