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小池栄子のSM嬢に腹筋崩壊…分かる人には分かる”毒のある”演出とは? ドラマ『新宿野戦病院』第6話感想レビュー

宮藤官九郎による完全オリジナル脚本のドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)が放送中。小池栄子と仲野太賀のW主演の本作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ病院を舞台にした新たな救急医療エンターテインメントだ。早速、第5話の物語を振り返る。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

ヨウコへの恋心はどうなる?

ドラマ『新宿野線病院』第6話 ©フジテレビ
ドラマ『新宿野線病院』第6話 ©フジテレビ

 ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)が無免許で医療行為を施していたことを知った高峰啓三(生瀬勝久)は聖まごころ病院の面々に責任を問う。と同時に、ヨウコが啓介(柄本明)とリツコ・ニシ・フリーマン(余 貴美子)の間に生まれた子であり、はずきとは異父兄弟であることが知れ渡ってしまう。

 ヨウコに想いを寄せていた享は、自分がヨウコと血縁関係にあることを知り、呆然としながら新宿の街をさまよい歩いていた。その時、NPO法人で働いているはずの舞(橋本愛)が、SM嬢として啓三とホテルから出てくるところを目撃してしまう。

 後日、ヨウコは背中の痛みを訴えていた啓三のカルテを見て、10年以上も健康診断を受けていないことを知る。享は、母親が死んだ年から、啓三が健康診断を受けなくなったことを話した。そこで、頑なに病院を避ける啓三に検査を受けさせるために、享はSM嬢の舞に頼み、啓三をホテルへ呼び出す。しかし、舞に代わりヨウコがSM嬢に扮して、啓三を説得した。

 そして後日、啓介が本当の父であることを打ち明けられたヨウコは、すでにその事実に気づいていたという。しかし、自分の父はフリーマンであると考えていた。

 一方、花火大会の日。内科医の横山(岡部たかし)が家族と会場にいると、堀井(塚地武雅)を見かける。しかしその風貌はいつもの雰囲気とは違い、まるっきり男性としての堀井だった。

 今回はヨウコの出生の秘密、啓介と啓三の確執など、聖まごころ病院に関わる人たちに真実が明かされた。そこでヨウコに思いを寄せいていた享は天国から地獄へ、一方的に恨みを感じていたはずきは、反対に気持ちが浄化された様子が描かれた。

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