ドロドロ展開に”穴”を開けてくれた二階堂家
ドロドロ展開のなか、二階堂家が唯一スカッとさせてくれた。
これまでは、亘(鈴木浩介)の言いなりだった杏子が、「自分で動き出さなきゃ、何も変わらないの」と翔(柴崎楓雅)の部屋の壁に穴を開けた瞬間、暗かった二階堂家に光が差し込んでいく。
ずっと、勉強部屋に窓はいらないスタンスだった亘はもちろんブチ切れていたが、「翔が次のテストで10位以内に入れたら、部屋は今のままにさせてください」という杏子の願いを聞き入れ、その期待に応えるように翔が10位以内にランクイン。
たかが窓…と思う人もいるかもしれないが、この出来事は二階堂家が好転していく大きなきっかけになったはずだ。
第3話は、九条(小雪)の存在感が薄かったが、受験が近づくにつれ、さらに浅見家に介入してくることになるだろう。また、今のところいちばん平和そうな夏目家にスポットが当たる回が来るのも楽しみ。交錯しまくっているスカイキャッスルの相関図を一度整理してから、第4話に臨みたいと思う。
(文・菜本かな)
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