”スカイキャッスル”を出るラストが感慨深い…。
そして、“含み”をこめた表情をすることが多かった泉(木村文乃)の本当の性格も、まだ理解できていない部分がある。紗英が隠してきた過去をみんなの前で暴露したのは、本当にただのうっかりだったのか? 泉があそこまで情熱を持って書いている小説が、どんなものになったのかも気になるところだ。
余談ではあるが、殺伐とした空気のなかでクスッと笑える癒しの時間を与えてくれた二階堂家には、感謝をしている。最初は、亘(鈴木浩介)のことをただのやばい人だと思っていたが、だんだんと可愛らしさが出てきて。杏子(比嘉愛未)がたくましくなっていく姿にも、スカッとさせられた。
“スカイキャッスル”で暮らすことを夢見てきた紗英が、“スカイキャッスル”を出ていくところで物語が終わるのも、感慨深い。紗英が本当にほしかったものは、豪華な家でもリッチな生活でもない。ただ、家族とともに心から安心して笑い合える未来だったのかもしれない。
(文・菜本かな)
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