山下智久の軽妙な芝居が最高…NHKドラマならではの力技とは？『正直不動産2』第1話考察＆感想レビュー。あらすじ解説

永瀬の“正直営業”が
見えないところで実を結ぶ…。

永瀬と月下は勝負に出る。実は、永瀬は購入を希望する田口一家の妻が交通事故の後遺症で脚が悪いことを見抜いており、月下は子どもがタワマン移住に後ろ向きであることを聞き出していた。2人はミネルヴァ不動産に突入し、契約しないように勧める。

当然、言い争いになるが、神木が妻と子の意見を無視していたこと、さらに、現住のマンションの売却の説明を十分にしていなかったことを暴き、この契約を白紙に戻すことに成功する。

結果、田口一家はミネルヴァ不動産の仲介によって、低層階マンションに引っ越すことになり、登坂不動産には1銭も入らなかったものの、田口家の妻は友人に、ミネルヴァ不動産ではなく永瀬を紹介する。永瀬の“正直営業”は本人の知らないところで実を結んでいたのだ。

物語の最後、桐山が永瀬の自宅を突然訪問するところで第1話は終わる。前作に比べ“敵”が増えた永瀬。果たして桐山は敵か味方か…。のっけから波乱含みの展開で、前作同様、今後の展開が楽しみだ。

（文・寺島武志）

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