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弁護士役で際立つ魅力…“体の使い方”にみる中島健人らしさとは? ドラマ『しょせん他人事ですから』第2話考察レビュー

text by 柚月裕実

中島健人主演のドラマ8『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』(テレビ東京系)が放送中。本作は、原作・左藤真通、作画・富士屋カツヒトによる同名コミックを原作とした新時代のリーガルドラマ。今回は、第2話のレビューをお届けする。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:柚月裕実】

エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

中島健人演じる弁護士・保田が本領発揮!

『しょせん他人事ですから』第2話©「しょせん他人事ですから」製作委員会
『しょせん他人事ですから』第2話©「しょせん他人事ですから」製作委員会

 中島健人が主演を務めるドラマ8『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』(テレビ東京系)。第1話では中島が演じる弁護士・保田理が、ネットの誹謗中傷に悩む主婦ブロガーからの相談に「他人事」と一線を引いて相談に乗る。そんな風変りな弁護士・保田が第2話でも手腕を発揮した。

 主婦ブロガーの桐原こずえ(志田未来)がネットの誹謗中傷に悩み、相談をもちかけた第1話。「しょせん他人事ですから~」(にっこり)と一見やる気がないのかと思いきや、第2話で少しずつ保田の仕事のスタイルが見えてきた。

 桐原を誹謗中傷していたのが、桐原と同じマンションに住む木下優里香(足立梨花)だと判明。まさかの身近な人物による嫌がらせに驚いたものの、無事に対面での謝罪と和解金で一件落着…と運ばないのがこのドラマの面白いところ。

 対面の謝罪では涙を見せた木下だが、慰謝料の支払いが遅滞してもう一波乱。桐原がこのまま泣き寝入りをするのか?とたずねると、保田は「いえ、お仕置きをします」と一言。柔らかい表情に見えたが、よく見ると目には鋭さが宿っていた。よく、優しい人ほど怒らせたら怖いというが、保田も同様に彼なりの憤りを感じた。

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