ホーム » 投稿 » ドラマ » 中島健人の視線の巧みさとは? ”他人事”掛け軸が生まれた深いワケ。『しょせん他人事ですから』第4話考察レビュー » Page 3

“他人事”の掛け軸誕生の真相

『しょせん他人事ですから』第4話©「しょせん他人事ですから」製作委員会
『しょせん他人事ですから』第4話©「しょせん他人事ですから」製作委員会

 事件解決後、麻帆は訴えるようなことはしないと若者の未来を守ってあげた。規模の問題かもしれないが、実際はそう甘くはない。世間の目も厳しいどころか、デジタルタトゥーとしてネット上に刻まれてしまうのだ。

 さて、麻帆の優しさを横目に、保田は「もっと実験ができたのに…」と肩を落としたが、麻帆は「先生はずっと他人事よね」「心の距離を取ったままっていうかなんていうか…それで私は助かったけど」と保田の仕事ぶりに触れた。

 保田は「距離があった方が親身になれる!」とひらめいた様子で語り、あの掛け軸が誕生したのだった。

 対面だけではなく、SNS上にも言えることだが、改めて人との距離感を考えさせられる。保田のように困っている人には手を差し伸べるものの、“他人事”の精神やスタンスも持ち合わせていたい。

 さて、保田がネットトラブルと関わり、“他人事”の掛け軸が生まれるきっかけとなった経緯が明かされた第4話。次回は、さらに重たい事件を扱うことになりそうだ…。

(文・柚月裕実)

【関連記事】
【写真】中島健人の”目”が凄い…引き込まれる劇中カットはこちら。ドラマ『しょせん他人事ですから』劇中カット一覧
中島健人とスイーツの相性が抜群…回を追うごとに洗練されていく魅力の理由とは?『しょせん他人事ですから』第3話考察レビュー
弁護士役で際立つ魅力…“体の使い方”にみる中島健人らしさとは? ドラマ『しょせん他人事ですから』第2話考察レビュー

1 2 3
error: Content is protected !!