“他人事”の掛け軸誕生の真相
事件解決後、麻帆は訴えるようなことはしないと若者の未来を守ってあげた。規模の問題かもしれないが、実際はそう甘くはない。世間の目も厳しいどころか、デジタルタトゥーとしてネット上に刻まれてしまうのだ。
さて、麻帆の優しさを横目に、保田は「もっと実験ができたのに…」と肩を落としたが、麻帆は「先生はずっと他人事よね」「心の距離を取ったままっていうかなんていうか…それで私は助かったけど」と保田の仕事ぶりに触れた。
保田は「距離があった方が親身になれる!」とひらめいた様子で語り、あの掛け軸が誕生したのだった。
対面だけではなく、SNS上にも言えることだが、改めて人との距離感を考えさせられる。保田のように困っている人には手を差し伸べるものの、“他人事”の精神やスタンスも持ち合わせていたい。
さて、保田がネットトラブルと関わり、“他人事”の掛け軸が生まれるきっかけとなった経緯が明かされた第4話。次回は、さらに重たい事件を扱うことになりそうだ…。
(文・柚月裕実)
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