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未成年相手でも容赦なし…中島健人”保田”の大人げない態度に隠れた優しさとは? 『しょせん他人事ですから』第6話レビュー

text by 柚月裕実

中島健人主演のドラマ8『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』(テレビ東京系)が放送中。本作は、原作・左藤真通、作画・富士屋カツヒトによる同名コミックを原作とした新時代のリーガルドラマ。今回は、第6話のレビューをお届けする。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価 レビュー】

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【著者プロフィール:柚月裕実】

エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。

未成年の加害者が相談に…。
「中学生配信荒らし編」が開始

『しょせん他人事ですから』第6話©「しょせん他人事ですから」製作委員会
『しょせん他人事ですから』第6話©「しょせん他人事ですから」製作委員会

「絶対に親バレしま~す!!」

 ハイテンションでドーン!と現実を突きつける。保田の弾んだ口調が、むしろ事態の深刻さを表しているようだった。

 ネットでゲームの実況配信をしているあじぇる(瀧七海)のコメント欄を荒らし、訴えられた優希(斎藤汰鷹)。今回は「中学生配信荒らし編」として中学生が加害者になるケースが描かれた。

 開示請求に向けた書類が届いた優希は、自分を兄だと偽って保田の事務所に相談に来た。あじぇるに対して、荒らし行為をした挙句、個人情報まで晒したというが、当人は悪びれた様子はない。

「ゲームっていうか」とどこか他人事だ。情報開示請求を拒否したいと相談に来たが、未成年の依頼は受けることができないため、休憩中の世間話として話を聞いていた。

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