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暴露系配信者(粗品/霜降り明星)との対決の行方

『しょせん他人事ですから』第8話©「しょせん他人事ですから」製作委員会
『しょせん他人事ですから』第8話©「しょせん他人事ですから」製作委員会

 保田の炎上の火種を作ったのが、フォロワー200万人を誇る暴露系配信者 Mr.チェケラ(粗品/霜降り明星)だった。なんでも保田が業務で知りえた個人情報を悪用していると吹聴していたのだ。

 そして遂にMrチェケラと保田が直接対決….。というよりは、過去に裁判で面識があった両者。保田がMr.チェケラの個人情報を流しているというタレコミ、デマを鵜呑みにしてしまったことを暴いた。保田は内心、怒っていたのかもしれないが、口調や表情を崩さないのはさすが。怒りに任せて感情を爆発させては本来の目的を見失ってしまう、ゴールはここではないのだ。

 そして、今回に限らず様々な火種を拡散していた「ジャスティス速報」中の人こと、荻原大地(長友郁真)へとたどり着く。軽い気持ちでやった、悪気はない、そして金がないと開き直る、そんな萩原に、保田の一撃。

「軽い気持ちでやったから、罪が軽くなるわけではありません」
「人を傷つけたらその代償を払う、それだけの話です」

 普段よりも少しだけキリリとしつつも、口角はあがっている。そして損害賠償請求を突きつける。「いくらになるかな~(笑)」「弁明は結構です、同情とかしないので」。これが怖いのなんの。

正論や感情をぶつけるでもなく、法律という武器を手に、起こった事象に的確に冷静に対処していく。悪との対峙はこういうスタンスでありたいと、保田の戦い方は参考になった。

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