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怒涛の伏線回収…まだ残る謎とは? 永山瑛太の本気芝居に注目。ドラマ『時をかけるな、恋人たち』第10話考察&感想レビュー

12月12日放送のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『時をかけるな、恋人たち』第10話は、前回、タイムパトロール隊員・八丁堀の違法行為があらわになった。これにより、廻と翔の恋の逃避行も終わりを迎えた。いよいよ大詰めを迎える第10話は、怒涛の伏線回収祭りだ! (文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

怒涛の伏線回収が行われた第10話

©カンテレ
©カンテレ

前回、廻(吉岡里帆)の会社の上司・猿谷と共謀していた未来人が八丁堀(シソンヌ・じろう)だったことが判明した!

タイムパトロール基地に連行された八丁堀は、推し活(本人いわく純愛)に使う金が欲しかったと自供。しかし八丁堀の悪事はそれだけにとどまらず、現代の自然食品を未来に密輸する時空犯罪団の手助けをしていたこともわかった。

そのせいで、この時代のゆずの価格が高騰し、廻が広告ビジュアルを手がけていたあの「ゆずこしょうキャラメル」がなんと発売中止に。ゆずの代用品としてかぼすが使われることになり、商品名も「かぼすこしょうキャラメル」に変更する事態となった。

突然のトラブルに慌てる廻だったが、以前何かの手違いで「かぼすこしょうキャラメル」のデザインが届いたことを思い出し、未来の自分が辻褄を合わせるために先回りした結果だと気づく。

廻はこの事態を解決するため、未来の自分がしたように過去へ行って「かぼすこしょうキャラメル」のデザインを発注しようとするが、本部から監査(津田寛治)が来ることになっていたため、バレる前にこれ以上の違法トラベルはやめるように説得される。

翔(永山瑛太)は、またしても廻の記憶が消されるのを恐れていたが、廻は「私たちだけが幸せになっても、意味ないから」と翔の制止を振り切って過去へ行ってしまう。

廻は「かぼすこしょうキャラメル」の発注を済ませると、これまで自分が関わってきた出来事の辻褄を合わせようと決意。そこへ翔も駆けつけ、2人は、まずは第1話に登場した路上ミュージシャン・綿谷ジュン(吉澤嘉代子)の元へ行き、未来にCDを残すためにお手伝いを申し出る。

それから廻と翔が出会った日に行き、翔の元から去ろうとする廻に、未来の翔は物陰から叫んで、廻を呼び止める。

次は、第2話で未来から駆け落ちしてきた西キョウカ(鳴海唯)と古市ヒロキ(南出凌嘉)の住む場所に行き、廻が2人の恋の辻褄合わせを思いつくきっかけになるゆずを置いた。

しかしここでタイムパトロール基地に監査がやってきて、廻と翔の違法トラベルがバレてしまう。翔は基地に戻り、廻はこのままやり残した辻褄合わせを強行する。

第5話で、30年後からやってきた初老の男性・矢野健也(今野浩喜)が、亡くなる前の妻に会いに行くのを手助けする。

第6話で、廻と翔が40年前に逃避行した際、迎えに来るはずの天野(伊藤万理華)に置き手紙を残す。

第8話で、10年前、廻の大学時代にタイムトラベルした廻と翔の後を追いかけるよう広瀬(西垣匠)に仕向け、さらに受付の梓(田中真琴)に2013年にいる広瀬を迎えに行くように援助する。

全ての辻褄合わせを終えて現代に戻った廻であったが、そこへ監査に詰められていた翔が逃げてくる。

しかし監査に捕まり、2人は記憶を消す装置「フォゲッター」にかけられてしまうのであった…。

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