まさかの…犯人は最も近くにいた人物
…まさかの裏切りであった。
猿谷に未来の情報を横流ししていたのは、あろうことか、タイムパトロール隊員の八丁堀(シソンヌ・じろう)だった!
この展開を誰が予想していただろうか。まあ確かに、身内から裏切り者が出るのは物語のセオリーではあるが、そのにおいを全く感じさせないまま、綺麗に騙されてしまった…のは筆者だけであろうか?
今まで、怪しい出来事や今後回収されるであろう伏線には、これでもかというほど注目させられてきた。だからこそ、なんの前触れもなく…。いや、思い返せばたしかに前触れはあった。
廻と翔がタイムパトロール基地に戻り、猿谷の一件を知らされている時に八丁堀の姿はなかった。この段階で八丁堀が犯人であることに気づけた猛者は、大したものだ。
そして来週、本部の監査がやってきて、物語は新たな局面を見せることになる。
前半の5話まではゆるやかに、現代人と未来人の恋を描いてきたトキコイだが、後半に差し掛かると一気に別の顔を見せはじめた。
筆者は、一足先に次回の内容を知っているのだが、その展開は「これ本当にトキコイ!?」と思わされるシリアスさを漂わせている。