受け継がれていく“はるの愛”
周りの人を愛し、そして愛されたはるは「悔いはない」と言って亡くなった。辛いことがあったとしても、やはり最期にそう言える人は、幸せだろうと思う。
はるの死後、直道の代わりになりたいと言ったのは、自分も猪爪家の人間になりたいと思ったからだと説明する道男。すると、寅子と花江は「生んであげることはできないけれど、もう同じようなもの」と優しく微笑む。
はるはいなくなってしまったが、寅子を見守り続け、道男の心にも届いたはるの愛は、彼女が愛した人たちの心のなかに、確かに受け継がれていくのだろうと感じた。
(文・あまのさき)
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