『いちばんすきな花』今田美桜がゲスト出演! 一方、取り残された夏が同情される理由とは? 『海のはじまり』第11話レビュー
目黒蓮主演の月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)。9月16日(月)に放送された第11話では、夏と海が二人で暮らし始める。しかし、水季との思い出を大事にしたい海と、忘れたい夏が衝突して、海が家出してしまう…。さっそく、第11話のレビューをお届けする。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
夏と海の二人暮らしに暗雲が立ち込める…。
いよいよ夏(目黒蓮)と海(泉谷星奈)の二人暮らしが始まった。朱音(大竹しのぶ)と翔平(利重剛)に見送られ、荷解きをする海。その日の夜、夏のベッドに横になる海は「ここにママいた?」と夏に聞き、少し寂しそうにしていた。次の日、新しい小学校までの道のりを歩く夏と海だったが、海はどこか浮かない表情を浮かべていた。すると、引越しの際に忘れていた、水季(古川琴音)にもらった絵本をとりに、元いた家に帰りたいと言う。
明くる日、海は弥生(有村架純)と一緒に出かけた。美容室に行き、ケーキを食べて楽しい時間を過ごす。しかし海を夏の元まで送って行った弥生は、どこか海の様子に違和感を感じる。
新しい小学校に入学した海は、すぐに友達もでき、新生活は順調なように見えた。しかし、夏が家に帰ると海の姿はなかった。
海は水季と過ごした図書館にいた。津野(池松壮亮)から海の居所を教えてもらった夏は、図書館に向かい、海と対面。「勝手にいなくならないで」と頼むが、海は素っ気ない態度をみせる。
海は夏に本音を打ち明ける。海は、今まで夏がいなくても平気だったが、今はママ(水季)の不在を寂しく感じており、自分が引っ越したことで、朱音や翔平に寂しい思いをさせていないか、気を揉んでいた。
今回も一筋縄ではいかない展開で、視聴者を引きつけた『海のはじまり』。水季のことを感じていたい海と、水季を忘れて前を向きたい夏が衝突し、2人の生活には不穏な空気が漂うのだった。
これに対して視聴者は、「海ちゃんのストレートな想いが辛すぎた。夏が1番悔やんでることなのに。ずっと水季と一緒にいたかったのに。パパになる選択肢ももらえなかったのに。海ちゃんに出会って、一緒に暮らして、今誰よりも淋しいと思ってるのは本当は夏なんじゃないかな…」と夏に同情する声が…。
他にも「確かにいなかったのは事実なんだけど『いたくてもいれなかった』が近いように感じるから、夏くん目線だとつらくてつらくてたまらないね。」と夏目線で状況を捉えた感想が多くあがっていた。
そして今回、スペシャルなサプライズが! 弥生が海を連れて行った美容室が、2023年の冬ドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の登場人物、深雪夜々が働く「スネイル」で、今田美桜がゲスト出演した。登場シーンは、このワンシーンだけで、なんとも贅沢な一幕だった。
次回はいよいよ最終回。今期最も注目を集める本作がどのように幕を閉じるのか、期待が高まる。
(文・野原まりこ)
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