“誰の人生だ”と自分の胸に問いかけていきたい
SNS上では「弥生が可哀想」という声が多く上がっているが、弥生はきっと「わたしが楽しいかどうかは、わたしが決めます」と言うはずだ。それに、夏と別れて失ったものもあるけれど、得たものだってある。
堕胎した子どもと向き合い、「いたって事実は大切にしよう」と思えるようになったこと。一瞬でも海のお母さんになったことで、料理をする楽しさも知れた。
最終話、ひとりで幸せそうにコロッケを頬張る弥生の姿を観て、ジーンときてしまった。人のために作るコロッケも、自分のためだけに作るコロッケも、どちらも美味しい。ということは、誰かといてもいいし、自分だけのために生きたっていい。
どの道を選ぶべきか悩んだときは、back numberが歌う主題歌「新しい恋人達に」を聴き、“誰の人生だ”と自分の胸に問いかけていきたいと思う。