「残酷すぎる」有村架純”弥生”の涙を誘う辛い過去とは? 月9ドラマ『海のはじまり』第2話レビュー
第1話の放送開始からすでに反響を呼んでいる、目黒蓮主演の月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)。7月8日(月)に放送された第2話では、有村架純が演じる主人公の現恋人・弥生に注目が集まっている。さっそく、注目の第2話のレビューをお届けする。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
「弥生さん」がXのトレンドに
弥生の過去に涙する視聴者続出
月岡夏(目黒蓮)は、大学生の頃に付き合っていた恋人・南雲水季(古川琴音)が残した娘・海(泉谷星奈)が、自分の子だと知る。
そんな中、夏のアパートに、突然海が訪ねてくる。驚く夏は、水季の母・朱音(大竹しのぶ)に連絡し、迎えにきてもらうように頼んだ。部屋中で遊び回る海に夏が戸惑っていると、夏の現在の恋人である百瀬弥生(有村架純)からの電話が鳴り、ほどなくしてアパートにやってくる。
弥生は海を見て驚くが、言葉に詰まる夏を優しく制し、お迎えが来るまで遊び相手をしてあげることにする。その後、朱音が海を連れて帰ると、夏は弥生に、海が自分の娘であること、葬儀に参加するまで海の存在を知らなかったことを告白した。動揺を隠せない弥生に夏は、海のことを考えたいと伝える。
第2話もXでは「#海のはじまり」がトレンド1位に。他にも「弥生さん」「鳩サブレ」がランクインし、本作の注目度が伺える結果となった。
夏が海や過去の恋人である水季のことを打ち明ける場面で弥生は「しょうがないよね」と受け止める。しかし、弥生には過去に付き合っていた恋人との子どもを妊娠し中絶していた過去があることがわかる。そこで夏が弥生に言った「正直ホッとした。生きててくれたんだなって」という言葉が弥生の心に鋭く突き刺ささっていた。さらに、海が生まれた時期と、弥生が中絶した時期が同じ2016年であるという事実が、弥生の心に追い打ちをかけていた。
この対比に視聴者は「残酷すぎる」「泣けてくる」など、弥生の気持ちに共感するコメントが多く寄せられていた。
「鳩サブレ」は夏が生涯忘れられないであろう恋人・水季との大学時代の思い出のエピソードして登場し、鳩サブレーの公式HPがサーバーダウンしてしまうという事態に陥ってしまうほどであった。これには「目黒蓮の経済効果すごい」という声も上がった。
さらに来週は、2話では海に抱きつかれたものの、うまく抱き返してあげることができない夏が、海をきつく抱きしめて涙を流す予告編で締めくくられた。
夏と弥生、そして海の関係、周囲の人々の葛藤から目が離せない展開となりそうだ。
(文・野原まりこ)
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