目黒蓮主演の月9ドラマ『海のはじまり』（フジテレビ系）。8月19日(月)に放送された第8話では、夏が海のことを法的に認知することを決意した。さらに、幼少期に別れた実の父親と再会することに…。さっそく、第8話のレビューをお届けする。（文・野原まりこ）【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】

夏の言動に困惑する視聴者も…。

　南雲家で一週間を過ごした夏（目黒蓮）は、海（泉谷星奈）を認知することに決める。そこで夏は、3歳の頃に離別した実の父親・溝江基春（田中哲司）に会いたいと思うようになる。しかし実際に再会した父は想像していたような人物ではなかった。

　怒りに震える夏の顔を見た海や弥生は、普段感情を表に出さない夏の様子を見て困惑するが、弥生はどんな親であれ期待してしまうものだとなだめた。大人しい性格である夏がここまでの怒りを露わにしたのは初めてのことだ。複雑な感情が入り混じった目黒の芝居に、視聴者からは「目の演技に衝撃」「静かな怒りの表情が上手すぎる」などの反響が寄せられた。

　その後、夏が海を認知すると知った朱音（大竹しのぶ）は、生前の水季（古川琴音）が、夏が海の父親になることを決めた際に渡してほしいと頼んだ手紙を渡した。

　…まさかの展開につながった第8話。今回の出来事は視聴者の間でも意見が別れているようだ。

「『父親になるって決めたら渡して』って、最初から自分が死んだら夏くんに育てさせようとしてたってこと？」「弥生さんファーストじゃなくなっていってるのが残酷すぎる」といったように、水季の行いに対する疑問や、弥生の気持ちにやりきれなさ感じる声が寄せられた。

　さらに、水季の遺灰と知らずに、「危ないから」と海のネックレスを取ろうとしする弥生を夏に「やめて！」と止めた時に見せた弥生の表情が話題に。咄嗟のこととはいえ、その驚きと傷ついた表情から、2人のすれ違いが明らかになった。

　次週、海の親になると決めた夏と、弥生との関係が今後、どうなるのか刮目して待ちたい。

（文・野原まりこ）

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