再び立場を翻した乃木に対し、ベキの判断は?
第9話では、実父ノゴーン・ベキ(役所広司)に対し、「別班の任務でテントに入った」と告白した乃木憂助(堺雅人)が、囚われていた黒須駿(松坂桃李)とともに吊るし上げられ、ベキが日本刀を振り下ろす場面で終了した。
ベキは、テロ組織「テント」のリーダーとして、爆破テロや暗殺、誘拐などの依頼を請負いを重ねることで財を成した。組織内部で不正経理などで私腹を肥やす者が内部にいれば、ためらうことなく斬殺する冷酷非道な男だが、一方で、乃木が実子であることが分かった瞬間、再会できたことを涙を流して喜ぶ、優しい父としての顔も持ち合わせている。
ベキがこれまでの説明の通りの人物ならば、ベキの刀が乃木に対して振り下ろされることはないだろう。
では、乃木が“裏切り者”とされるきっかけとなった、乃木が射殺したとされていた別班4人の映像を送ってきたテントのモニターは、誰なのかという疑問が沸く。