マイクとサリーの深い友情に心を奪われる
『モンスターズ・インク』(2001)
ーーー大人も子供も純粋に楽しめる作品のひとつです。
「もう、DVDがすり切れるほど観ました。まず、モンスターであるマイクとサリーのコンビが大好きですね。怖いと思われるようなモンスターのはずなのに、あんなにユニークなキャラクターになっているところに惹かれました。あと、『もし君がいなかったら僕にはなにもない』とか『いつまでも友達でいたいんだ』といった2人の深い友情も、最高です」
ーーー今でも、観返しますか?
「はい。弟とずっと一緒に見ていたので、多分、弟もセリフも全部言えると思いますよ(笑)。ユニバーサル・シティウォーク大阪ができた時も、めっちゃ嬉しかったです。
あと、何と言っても、人間界から来た女の子・ブーが、マイクとサリーたち、モンスターを怖がらずに、楽しんでいる姿がピュアで可愛いんですよね。子供の時にしかない感情が、とても丁寧に描かれていると思います。大好きな女の子キャラです」
ーーーご自身の子供のころと似ている部分はありますか?
「いやあ、どうでしょう。いつも、お姉さん目線でブーを観ているので、自分と似ているとか投影するということは、特にはないですかね」
ーーー好きな場面を教えていただけますか。
「マイクがトイレに落ちた後、トイレットペーパーを引きずりながら廊下を歩いているシーンがめっちゃ好きで、何回も巻き戻して観ています。
悪役であるランドールが、トイレのドアを全部扉開けて、中にマイクがいないか確認するんですけど、マイクはトイレに落ちているから見えてないといった描写もわかりやすくて面白いですし。
日本語吹き替え版だとマイクの声は、爆笑問題の田中裕二さんが演じていますが、そのハマり具合もぴったりだなと。声優以外の芸能人が吹き替えをするキャラとして、素晴らしいキャスティングだと思います」