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「イマドキの若者らしさと、優しさ・品・艶がある」
映画『メンドウな人々』(2023)主演・片岡千之助の魅力

©山梨放送 映画24区
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―――「ぼくらのレシピ図鑑シリーズ」第3弾、山梨県富士吉田市の「吉田のうどん」を題材にした『メンドウな人々』(2023)も、安田監督が脚本・演出を担当されています。家に居場所がないと感じる高校生・雄大が、洋食屋の主人(的場浩司)や、うどん部との交流で成長していくというストーリーでした。主演の雄大役は、歌舞伎俳優の片岡千之助さん。今大注目の俳優さんですね。

「歌舞伎では女形もされています。祖父は人間国宝の片岡仁左衛門さん。千之助さんは、イマドキの若者らしさと、優しさ・品・艶がありますね。母性本能がくすぐられる佇まいで、スタッフも『ずっと見てられる』と言ってました(笑)。

うちに何かを抱えているような、ふわっとした低温の演技をしてくださいました。的場浩司さん演じるハイテンションな洋食屋の主人と、楽しいコントラストでした」

―――うどん部の話でしたが、こちらもやはりリアルの高校生が参加しているのでしょうか。

「山梨県立ひばりが丘高校のうどん部が、本作の活動モデルです。月に数回出店するうどん店は、行列ができるほど人気なんですよ。うどん作り指導および出演もしてくださってます」

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