劇場で観るべき理由を解説『WEST. 10th Anniversary Live “W” -Film edition-』
text by 柚月裕実
2024年にデビュー10周年を迎えたWEST.のライブを映し出した劇場版『WEST. 10th Anniversary Live “W” -Film edition-』が絶賛公開中だ。映画館で見るべき理由や、ライブとは異なる視点で感じられる本作の魅力に迫る。(文・柚月裕実)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】
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【著者プロフィール:柚月裕実】
エンタメ分野の編集/ライター。音楽メディア、エンタメ誌等で執筆中。コラムやレビュー、インタビュー取材をメインにライターと編集を行ったり来たり。SMAPをきっかけにアイドルを応援すること四半世紀超。コンサートをはじめ舞台、ドラマ、映画、バラエティ、ラジオ、YouTube…365日ウォッチしています。
追加曲&舞台裏映像も公開
WOWOWで放送・配信されたオリジナルライブの劇場版『WEST. 10th Anniversary Live “W” -Film edition-』が11月22日の公開から3日間で、約9万2500人を動員し興行収入2.2億円を達成。興行収入ランキングでは第1位、動員数ランキングでは4位を記録した。(興行通信社発表)
劇場版では、既に放送で披露した19曲に加えて2曲を追加。さらに未公開の舞台裏の様子などを盛り込み、劇場用に全編再編集したプレミアムな作品となっている。
筆者が視聴したのは、東京・日比谷「TOHOシネマズ 日比谷」のスクリーン5。ここは16.5×6.9mサイズのTCX®という巨大スクリーンが設置され、音響はDOLBY ATMOS対応という音楽をメインにした作品にとっては好条件と呼べる環境で鑑賞した。