速報! 第79回毎日映画コンクール『夜明けのすべて』が最多3冠達成! 主演俳優賞は河合優実・横浜流星が受賞
カンヌ映画祭より歴史ある、国内で最も権威と実績の映画賞、第79回毎日映画コンクールの受賞作品が発表され、『夜明けのすべて』が日本映画大賞ほか、最多3冠を達成。そして、主演俳優賞は河合優実が『あんのこと』『ナミビアの砂漠』の2作品で受賞、横浜流星が『正体』で受賞が決定。(文・編集部)
第79回毎日映画コンクール受賞作決定
本コンテストは、2024年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品が対象。アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品が対象となる。
日本映画大賞に輝いたのは、三宅唱監督の『夜明けのすべて』だ。主演俳優賞は、河合優実『あんのこと』、『ナミビアの砂漠』が2作品で受賞、横浜流星『正体』が受賞した。
助演俳優賞には『ぼくのお日さま』の池松壮亮、『一月の声に歓びを刻め』のカルーセル麻紀が受賞。また、スポニチグランプリ新人賞は『ぼくのお日さま』の越山敬達に贈られる。
監督賞は『夜明けのすべて』の三宅唱、脚本賞は『悪は存在しない』の濱口竜介、撮影賞は『十一人の賊軍』の池田直矢、美術賞は『箱男』の林田裕至、音楽賞は『悪は存在しない』の石橋英子、録音賞は『十一人の賊軍』の浦田和治が受賞した。
アニメーション部門・大藤信郎賞は『私は、私と、私が、私を、』(伊藤里菜監督)、ドキュメンタリー映画賞は『映画 〇月〇日、区長になる女。』(ペヤンヌマキ監督)がそれぞれ受賞する。外国映画ベストワン賞は『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン監督)が選ばれた。
また、映画ファンが選ぶTSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門は、『夜明けのすべて』(三宅唱監督)、外国映画部門は『インサイド・ヘッド2』(ケイシー・マン監督)が受賞する。
『夜明けのすべて』が日本映画大賞、監督賞、TSUTAYA DISCA 映画ファン賞(日本映画部門)を受して最多3冠を獲得した。なお、贈呈式は、めぐろパーシモンホール(東京・目黒区)で2月13日に開催が予定されている。
【第79回毎日映画コンクール受賞結果】
日本映画大賞:『夜明けのすべて』(三宅唱監督)
外国映画ベストワン賞:『オッペンハイマー』(クリストファー・ノーラン監督)
主演俳優賞:河合優実『あんのこと』『ナミビアの砂漠』
主演俳優賞:横浜流星『正体』
助演俳優賞:池松壮亮『ぼくのお日さま』
助演俳優賞:カルーセル麻紀『一月の声に歓びを刻め』
スポニチグランプリ新人賞:越山敬達『ぼくのお日さま』
監督賞:三宅唱『夜明けのすべて』
脚本賞:濱口竜介『悪は存在しない』
撮影賞:池田直矢『十一人の賊軍』
美術賞:『箱男』
音楽賞:石橋英子『悪は存在しない』
録音賞:浦田和治『十一人の賊軍』
大藤信郎賞:『私は、私と、私が、私を、』(伊藤里菜監督)
ドキュメンタリー映画賞:『映画 〇月〇日、区長になる女。』(ペヤンヌマキ監督)
TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:『夜明けのすべて』
TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・外国映画部門:『インサイド・ヘッド2』
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