「食事すると壁がなくなる」ドラマ『アリスさんちの囲炉裏端』馬場ふみかと佐藤瑠雅が食事×恋愛について語る。対談インタビュー
text by 斎藤 香
2025年1月7日から配信がスタートした連続ドラマ『アリスさんちの囲炉裏端』。囲炉裏がつなぐ歳の差恋愛とグルメドラマとなっている本作。今回は、主演の馬場ふみかさんと、共演の佐藤瑠雅さんにインタビューを敢行。撮影の裏側、初共演のエピソードなど、たっぷりと語っていただいた。(取材・文:斎藤 香)
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馬場ふみかが語る、ほのぼの系ドラマへの挑戦
―――人気コミックの実写ドラマ化ですが、出演依頼があったときのことを教えてください。
馬場ふみか(以下、馬場)「私が出演してきた映画やドラマは展開が早いサスペンスや歪んだ恋愛ものが多く、ほのぼのした作品に出演することがあまりなかったので本作のお話をいただいたときは驚きました。今回はお料理も作るので頑張らなくちゃと思いましたし、1話ごとに美味しそうなお料理をいただけるのも楽しみでした」
―――お料理は得意なんですか?
馬場「お料理はしません(笑)。でもドラマのお料理監修の先生に教えていただきながら、第1話で出てくるサンドウィッチは実際に作りました」
―――佐藤さん、出演依頼があったときの気持ちを教えてください。
佐藤瑠雅(以下、佐藤)「まず『アリス役は馬場ふみかさんです』と聞いて、『え! あの馬場ふみかさんですか?』と驚き、自分は高校生役と聞いて『高校生!』と驚きました。僕は今23歳なのですが、まだ高校生ができるんだと。それもホノボノとした田舎で暮らすおじいちゃん子の高校生役。僕は千葉県出身なので、京都で育った高校生とは学生生活も違うだろうし、お芝居でどんなニュアンスを出したらいいのだろうと考えましたし、初々しい感じも醸し出せたら…と思いました」
―――馬場さんは、毎回登場するグルメが楽しみだったそうですが、佐藤さんは?
佐藤「僕は長期ロケの経験がなかったので、撮影で京都に1ヶ月ほど滞在できるのが楽しみでした。撮影期間中は、1回だけ仕事の関係で東京に戻ったんですが、それ以外はずっと京都で撮影していたので、とてもいい経験をさせていただきました」