更なるメンバーの”暴走”に期待
現在は壊れてしまった睦を軸としつつ、Ave Mujicaにかける思いが随所に見られるにゃむがを起点として話が展開されている状況だ。言い換えれば、初華と海鈴はまだあまり存在感を発揮していない。
だが、全メンバーにスポットライトが当たるのがバンドリの売りだ。初華と海鈴のターンが今後控えていると見て間違いないだろう。
睦の豹変を見る限り、初華と海鈴がどのような暴走を見せてくれるのか怖くもあり楽しみでもある。とりわけ初華は祥子に深い“愛情”を抱いている様子だ。
4話で初華は睦と一緒にタクシーに乗っている最中、「今祥子ちゃんの近くにいるのは初華ちゃんだから、祥子ちゃんのことよろしくね」と言われ、満面の笑みを浮かべていた。
初華からすれば、祥子の幼馴染である睦は“目障りな存在”だったのかもしれない。そんなライバルから“公認”をもらえたことが嬉しすぎ、思わず浮かんだ表情なのではないか。
今後、初華の愛情が暴走し、Ave Mujicaの空気をまたまた悪化させてくれることに期待したくなる。初華のターンを心待ちにしながらも、今は睦がどのように自身を取り戻すのかに注目したい。
(文・望月悠木)
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