初めての格闘技と挑戦の日々
ーーーちなみに、格闘技経験はありましたか?
「格闘技を観るのは、好きなのですが、やったことはなかったですね。野球は小学生から高校生までずっとやっていましたが。ポジションは、サードがメインで、ピッチャーもやっていました」
ーーーおお、花形ポジション! その高身長だと、かなり目立っていたでしょうね。
「いや~。身長はずっと伸び続けていて、今、185㎝なんですよ。もう、これ以上は伸びないでほしいです。色んなところで頭ぶつけますし(笑)」
ーーーアハハ! 演技も格闘技も初めての経験というのは、相当大変だったのではと思います。
「アクション指導を受けたのは、高校の野球部を引退してすぐだったので、ある程度、動ける状態ではありました。でも、そもそも柔軟性があまりなくて、その辺がかなり大変でした。キックをしようとしても、足が上がらなかったり、綺麗な形を作るのが難しかったですね。でも、アクションはずっとやってみたかったので、俳優として最初に演じた役で、アクションができたのは、とても幸運です」
ーーーアクションシーンで1番大変だったところを教えていただけますか。
「アクションをやりながらも、セリフも言わなければいけないところでしょうか。あと、カメラの抜き方などを考えながら動かなければならないことですね」
ーーー今作は格闘技のシーンもあれば、喧嘩のシーンもあるという、好きな人にはたまらない世界観ですよね。
「そうなんです。格闘技と喧嘩では、またアクションの動きが変わってくるので、そこも難しかったですね。
格闘技はまず、1から始めて徐々に上手くなり、強くなってゆく格闘家の様を見せなければならない。喧嘩だと、逆に形が綺麗すぎると喧嘩っぽく見えないので、大振りのパンチにしてみたり、気を付けながら演じました」