「歌詞がひろみの感情と重なってる」
ひろみの気持ちが表れたカラオケシーン

髙石あかり
髙石あかり 写真:武馬怜子

ーーー第1話で、ひろみがスナックでカラオケで歌っている時に、昭吾をチラッと見る表情が印象的でした。

「あのシーンでひろみが歌っていたKiroroさんの『長い間』という曲の歌詞が昭吾に対して伝えたいけど伝えられない気持ちや、恥ずかしさなどが交差している感情に重なる部分があるなと思っていて」

ーーー佐藤勝利さんと2人でディスカッションすることはほぼなかったということですが、それは意図的にそのようにしたんですか?

「今回の作品では、ある程度の距離感を保った方が良い関係性を築けるのかなという感覚がありました」

ーーー撮影時、1番大変だったエピソードを教えていただけますか。

「ひろみは、合成人の女王・シグマという別の正体があるのですが、シグマの長台詞シーンをワンカットで撮影するのは大変でした」

ーーー⼆宮健監督から、何か助言はありましたか?

「ひろみは心の内側でいろんな感情が動いているキャラクターだと思っているので、撮影初日に二宮監督にそのことを伝えたんです。そしたら、『自分が思う色んな感情を表に出していいよ』と言われたので、演じながら模索しました。二宮監督と一緒に、ひろみの像を作っていった感覚があります」

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