アジア・フィルム・アワード、映画『敵』吉田大八監督が最優秀監督賞を受賞! 「栄誉ある賞を受け取れて光栄に思う」
text by 編集部
第18回アジア・フィルム・アワード(AFA)が香港で行われ、作品賞ほか日本映画最多6部門でノミネートされた映画『敵』の吉田大八監督が最優秀監督賞を獲得した。日本人監督による受賞は、2023年、2024年の是枝裕和監督に続き、3年連続の快挙となった。(文・編集部)
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世界での活躍が目立つ日本の映画界
映画『桐島、部活やめるってよ』(2012)や『羊の木』(2018)『紙の月』(2014)など話題作を手がけ、国内外で数々の映画賞を受賞してきた吉田大八監督。今回の受賞により、その評価をさらに確かなものとした。
本作は、ある平凡な町に突如「敵」が現れるという架空の設定のもと、人々の混乱と対応を風刺的に描く異色作だ。モノクロ映像とシュールな演出が特徴であり、観客や批評家の間でも話題を呼んでいる。
吉田監督は授賞式のスピーチで、「このような栄誉ある賞を香港で受け取れることを光栄に思います。この作品が多くの方に届くことを願っています」と感謝の意を表した。
さらに、日本人俳優のKōkiがライジング・スター賞を獲得し、日本映画界の多様な表現力が改めて示された。
(文・編集部)
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