シリーズ累計600万部突破の人気コミックを原作とした映画『山田くんとLv999の恋をする』が3月28日（金）より公開中だ。今回は、本作に出演する空気階段の鈴木もぐらさんにインタビューを敢行。お笑い芸人として活躍しながら俳優業も順調なもぐらさんに撮影エピソードや俳優の仕事の魅力について話を伺った。（取材・文：斎藤香）

フラれる役かと思ったら恋のキューピット！

―――もぐらさんは空気階段の活動と並行してお芝居の仕事でも活躍中ですが、『山田くんとLv999の恋をする』の出演依頼が来たときのことを教えてください。

「出演の話をいただいたときは、もう即答で『よろしくお願いします！』という感じでした。ただラブコメディなので、ラブの部分で『自分はフラれる役かな〜』とは思っていましたね」

―――もぐらさんが演じた鴨田たけぞうさんは、本作の中でも癒し系キャラでした。脚本を読んでキャラクターをどのように解釈されましたか？

「鴨田は山田と茜の恋のキューピット的な立ち位置なのですが、本人は『ふたりをくっつけよう』みたいな強い気持ちはなく、その自覚がゼロなんです。あまり恋愛へ意識が向いていないタイプのキャラクターなので、『大丈夫だ、頑張ろう！』と思いました。

今回の鴨田みたいな役やヒロインにフラれる役ならばできそうだと思えるんですが、逆に好きな女の子との恋がうまくいったり、しっかり恋愛をする役だと、演技するのが難しいな……とは思いましたね」