影響を受けた俳優は広瀬すずさん&松岡茉優さん

當真あみ 写真:wakaco
當真あみ 写真:wakaco

―――キャリアのお話も伺いたいのですが、當真さん沖縄出身ですよね。スカウトされて俳優の仕事をスタートされたそうですが、決断するのに時間はかかりましたか?

「スカウトされたときは、まさか自分が……と思っていました。芸能界はテレビの向こうの世界で身近なものではなかったですし、自分に声がかかるなんて想像もしていなかったので、とても悩みました。でもスカウトされることはこの先ないかもしれないし、家族も『一度挑戦してみたら』と背中を押してくれたので、チャンスだと思って決意したんです」

―――沖縄でお芝居の経験はあったのでしょうか?

「芝居経験などはまったくなく、初めて演じたのは中学3年生のときでした。緊張してガチガチで、セリフを間違えないようにということばかりを考えていました。でもそういう経験を乗り越えて、いまは役として会話するのが楽しいです」

―――順調にキャリアを重ねていますが、これまで出演してきた作品、出会った人の中で、すごく刺激を受けた人や、印象に残っている言葉など、ありますか?

「自分が大きく変わったと思えるような出来事にはまだ出会っていないのですが、共演させていただく俳優さんからたくさんの刺激を受けています。私が初めて出演した長編映画は、『水は海に向かって流れる』(2023)なんですが、主演の広瀬すずさんが放つエネルギーやお芝居の雰囲気に圧倒されました。

あと、ドラマ『最高の教師 1年後、生徒に◾️された』(日本テレビ系、2023)では、松岡茉優さんからたくさん刺激を受けました。長いシーンを何度も繰り返して演じるとき、何回繰り返しても松岡さんのお芝居に引き込まれていくんです。ドラマを見てくださる方だけでなく、共演者全員をグッと引き込む芝居ができるのはすごいと思いましたし、松岡さんみたいな演技ができるようになりたいとも思いました」

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