「限界を決めず常に新しいことに挑戦したい」映画『おいしくて泣くとき』當真あみが見つめる俳優としての未来。単独インタビュー

アクション作品で思い切り体を動かしたい

―――當真さんの中で、こういう役をやってみたいなど考えていることはありますか？

「具体的なキャラクターはないのですが、常に新しいことに挑戦したいです。限界を決めずに色々な役を演じて、視野を広げていきたいと思っています。強いて言えば、アクション作品に挑戦してみたいです。思い切り体を動かすことなど普段の生活ではないですし、俳優だからこそチャレンジできる分野だと思うので、チャンスがあればやってみたいです」

―――今年の3月で高校を卒業されましたが、学校生活と俳優のお仕事の両立は大変でしたか？

「俳優のお仕事は一生懸命頑張るところで、学校はゆっくり楽しく過ごすところと考えていました。学校は友達に会いにいくことが目的みたいになっていたので、両立が大変とは思ったことはなく、どちらも楽しんでいました。

授業も嫌いじゃなかったのですが、仕事と重なっていると集中力を欠いてしまうことがあって、試験前にテスト範囲を頭に叩き込むみたいな勉強をすることが多かったです（笑）。でも国語、地理、歴史の授業は好きでした」

―――最後にこの映画を楽しみにしているファンの皆さんに『ここを見てほしい！』というメッセージをいただきたいです。

「心也くんと夕花の相手を思う気持ちが、30年間も続いていくのがすごいと思いました。学生時代の『好き』という気持ちが、もっと大きな愛に変わっていくところは心が震えるほど感動しましたし、温かい気持ちになりました。

心也くん、夕花と同世代の方たちには、相手を好きという気持ちから生まれる思いやりが、いろんな人との関わりの中で大事なものになっていくので、その気持ちを感じていただきたいです。

夕花たちより年上の方たちは、初恋の懐かしさを感じていただけるのではないかと思います。人生に一度しかない初恋を本作で思い出していただけたらうれしいです」

（取材・文：斎藤香）

ヘアメイク：SAKURA（makiura office）
スタイリスト：大村淳子

【作品概要】

『おいしくて泣くとき』
2024年4月4日より全国ロードショー

原作：森沢明夫「おいしくて泣くとき」（角川春樹事務所刊）
監督：横尾初喜
脚本：いとう菜のは
出演：長尾謙杜當真あみ
水沢林太郎芋生悠池田良田村健太郎篠原ゆき子安藤玉恵　尾野真千子
美村里江安田顕ディーン・フジオカ
主題歌：Uru 「フィラメント」（ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ）
製作：遠山宏樹髙敏弘加藤幸二郎菊池貞和中村浩子
プロデューサー：竹内絵唱星野恵共同プロデューサー：加茂義隆ラインプロデューサー：的場明日香
撮影：山崎裕典照明：岩切弘治美術：西田頌子録音：久連石由文編集：髙良真秀
装飾：松井今日子スタイリスト：キクチハナカヘアメイク：和田弥生
ポスプロプロデューサー：篠田学 VFX スーパーバイザー：佐伯真哉カラリスト：野見山繕照音響効
果：井上奈津子
助監督：塩入秀吾制作担当：嘉藤博
製作幹事：WOWOW 制作プロダクション：AX-ON 制作協力：パイプライン配給：松竹
ⓒ2025 映画「おいしくて泣くとき」製作委員会