駒子の役作りを全面サポートしてくれた鈴木亮平
―――鈴木亮平さんとのシーンが多かったですね。共演はいかがでしたか?
「亮平さんと私は撮影期間中、ずっと関西弁で話していました。トシちゃんと駒子は幼なじみなので、かなり長い時間一緒にいて、たくさん会話をしてきて、お互い人間性もわかっていたと思うんです。私は幼なじみがいないので、距離感がわからないから、撮影合間に亮平さんとたくさん雑談しながら、幼なじみの距離感をはかり、その人となりを知っていきました」
―――駒子さんはお好み焼き屋のシーンがメインで、俊樹の妹のフミ子(有村架純)とも仲がいいけれど、昔から知っている雰囲気を出すのは難しかったですか?
「亮平さんが上手にフォローしてくださいました。私が出演していない俊樹とフミ子のシーンの雰囲気など、私には知り得ない情報を亮平さんが雑談をしながらさりげなく話してくれるんです。その話をもとにイメージができました。とてもありがたかったですね。駒子のキャラクターが出来上がったのは、亮平さんのサポートが8割くらい占めていたと思います(笑)」
―――頼もしい座長ですね!
「そもそもこの物語にはファンタジーというか非現実的な要素もあるので、原作を読んだとき『これをどうやってトシちゃんたちの日常に落とし込んでいくんだろう』と思ったんです。でも亮平さんが完璧にトシちゃんとしてリアリティある姿を見せてくれたので、私も駒子になれたのだと思います」