キャリアの転換期となった先輩俳優との共演

映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』黒崎煌代
黒崎煌代 写真:武馬怜子

―――キャリアについてお伺いしたいのですが、お2人にとってターニングポイントになった作品、人物などありましたら教えてください。

萩原「僕は日曜劇場『運命の人』(TBS系、2012)で菅田将暉さんと共演をしたことがキャリアの転換期だと思っています。とても大きな刺激を受けたことがきっかけで菅田さんと同じ事務所に所属することになりましたから。

しかし、今の僕を作っているのは、これまで出演してきた作品、出会ったスタッフやキャストの皆さん、ご縁のすべてです。出演してきた作品はどれかひとつ欠けても、今の僕はいなかったと思います」

黒崎「僕は、まだキャリアが浅く、世に出ている出演作は少ないので、萩原さんのような“出演作のご縁が自分とキャリアを成長させていく”というような体験はこれからだと思います。

ただ、映画デビュー作の『さよなら ほやマン』(2023)は、僕にとって大きな存在です。たくさんの方から反響をいただき、『ちゃんと見てくれている人がいたんだ!』と思いました。だから『さよなら ほやマン』には感謝しかないですね」

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