【カンヌ現地取材】映画『ルノワール』公式上映に喝采。早川千絵監督作、約6分間のスタンディングオベーションに包まれる

text by 編集部

第78回カンヌ国際映画祭、コンペティション部門に選出された早川千絵監督の映画『ルノワール』。5月17日に公式上映が行われ、上映後は約6分間のスタンディングオベーションが巻き起こった。(文・山田剛志)

映画『ルノワール』に寄せられた称賛

映画『ルノワール』カンヌ国際映画祭でのレッドカーペットの様子
©Kazuko WAKAYAMA

 上映会場となったシアター・リュミエール(パレ・デ・フェスティバル内)は満席となり、作品のエンドロールが流れ始めると同時に観客より惜しみない拍手が送られ、場内は約6分間にわたるスタンディングオベーションに包まれた。その熱気は、作品に対する高い評価の現れとして、出演者・関係者一同の胸を打った。

 上映後の囲み取材にて早川監督は「リュミエールでの上映は初めてであり、場内の熱気に胸がいっぱいになった」と語り、鈴木唯は「想像以上の反応をいただき、とても嬉しく思っている」と、初の国際映画祭の経験に感激した様子であった。石田ひかりは「35年の俳優人生で初の海外映画祭参加」と語り、観客の映画への真摯な姿勢に驚嘆の意を表した。
 
(文・山田剛志)

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