映画『この世界の片隅に』8月1日(金)より期間限定上映決定! 片渕須直による描き下ろしキービジュアル公開

text by 編集部

こうの史代による同名漫画を原作にした長編アニメーション映画『この世界の片隅に』が、終戦80年を迎える今年、8月1日(金)より期間限定で再上映されることが決定した。上映にあたり、片渕須直による描き下ろしキービジュアルが到着。さらに、主人公・すずの声を演じたのんからコメントが寄せられた。(文・編集部)

100年先も伝えたい、珠玉のアニメーション

<div>©︎「この世界の片隅に」製作委員会</div>
©︎「この世界の片隅に」製作委員会

 本作は、戦時下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きる女性・すずの姿を描いた作品だ。公開当初は、63館でのスタートながら徐々に口コミが広がり、累計484館で上映され、社会現象となった。

 さらに、第40回日本アカデミー賞・最優秀アニメーション作品賞ほか、第90回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位など、アニメーション映画としては異例となる日本映画賞を次々と受賞し、国内外で高い評価を得た。

 あれから9年。戦後80年という節目で『この世界の片隅に』が全国で再上映されるにあたって、すずの声を演じたのんは、「すずさんは、絵を描きます。美味しいご飯を食べます。家の仕事をしたり、家族で出かけたり、デートしたりします。日々を過ごしていく中で、現代の日本との違いが浮かび上がってくる。そして、見ていくうちになんでもない日常の幸せに心が溶けていくような心地になりました。毎日が愛おしくなります。この作品をまだ観たことのない方も観たことのある方もぜひ、劇場のスクリーンで観てみてください」と、コメントを寄せた。

 併せて公開された、片渕須直による描き下ろしビジュアルは、1920年8月主人公・すずが運命の瞬間を迎える、物語の中でも特別な一場面を切り取ったもの。大切なものを失ったすず。その頭にそっと添えられた優しい手が、胸に深い余韻を残す印象的な1枚となっている。

【作品概要】

声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
監督・脚本:片渕須直 原作:こうの史代「この世界の片隅に」(コアミックス刊) 企画:丸山正雄 監督補・画面構成:浦谷千恵
キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典 音楽:コトリンゴ プロデューサー:真木太郎
製作統括:GENCO アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル
© 2019 こうの史代・コアミックス / 「この世界の片隅に」製作委員会
公式サイト

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