コロナ禍の休業中に芽生えた想い

MEGUMI 写真:武馬怜子
MEGUMI 写真:武馬怜子

―――MEGUMIさんは俳優業だけでなく、プロデューサーの活動もされていますが、プロデューサーをやることになったのは?

「新型コロナ感染拡大で映画やドラマの制作が縮小されたことがきっかけです。私たちの仕事はオファーが来てから動き出すので、コロナ禍は休業状態。そんな中、動画配信メディアで、さまざまな方たちが、自分たちの表現方法で発信しているのを見て、何ができるかと考えたんです。

同じ頃、ニュースで日本の女性の自己肯定感が世界最下位というのを知り、『日本の女性が自己肯定感を高めることができるような作品作りをしよう』と思いました」

―――思ってもなかなか行動に移すことができない人は多いと思いますが、MEGUMIさんは動いたんですね。

「はい。特殊撮影で使われるグリーンバックを購入し、協力してくれる仲間たちに発送。誰にも会わず、Zoomを使って撮影を行い、3話構成の連続ドラマ『クラムジージャーニー』をInstagramで発信しました。とても楽しい経験でしたね。見てくださった方から『明日も楽しみにしています』とコメントをいただいたりして。それを見て『自分もやりたい』と仲間が増えていきました。

それをきっかけにマネージャーさんに『プロデューサー業もやっていきます』とお伝えして。それ以降は、結構なスピードでショートフィルム、長編映画、連続ドラマなどを作っています」

―――カンヌ国際映画祭でもMEGUMIさん主催による日本映画をPRするイベント「JAPAN NIGHT」を開催するなど、多方面で活躍されていますが、時間の管理はどうされているのでしょうか?

「ずーっとスケジュール帳を見ています。この時間にこれ入れて、これ以上入れると疲れちゃうからここは空けてとか、すごく綿密に。それこそ洗濯物を干す時間までスケジュールに入れていますから。ちゃんと決めておかないと、携帯を見ているうちに時間が流れて仕事が溜まっちゃうことがあるので。そこは徹底しています」

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