浮き彫りになるあの言葉とは…? 『鬼滅の刃』、再び社会現象の裏側でジワリと再燃するトラウマと不安の声とは一体…

text by 編集部

劇場版『鬼滅の刃 無限城編』 第一章 猗窩座再来(2025)が記録的ヒットを飛ばす中、実はSNSではジワリとあの言葉が浮き彫りになりつつあるという。それは劇場版『鬼滅の刃』無限列車編(2020)で大きな話題を呼んだ「キメハラ」だ。ブームの再燃とともに再び注目される作品の押し付け問題とは?(文・編集部)

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大ヒットの裏で広がる温度差…「見てないと肩身が狭い」現象

『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章』
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 7月18日に公開された劇場版『鬼滅の刃 無限城編』 第一章 猗窩座再来(2025)は、公開初日に動員115万人・興行収入16.4億円を突破。現在では、日本の歴代映画の興行収入ランキング10位にまで記録を伸ばし、再び社会現象と呼ばれる勢いを見せている。

 だがその一方で、SNSには「観たことがない自分が肩身狭い」「またキメハラが始まるのでは」という声も散見された。

「キメハラ」とは、2020年のブーム時に生まれた言葉で、「鬼滅、まだ観てないの?」「観るべき!」などと作品鑑賞を半ば強要する言動や、未視聴者を疎外するハラスメントを指す。

 一部では「人気が高まるほど、無関心層との温度差が浮き彫りになる」との見解も示され、大ヒット作の押し付けられ感が逆効果になるケースも少なくない。

 人気とブームの裏に潜む空気の圧。映画が文化として浸透する一方で、多様なスタンスが尊重される視点も求められているのではないか。

(文・編集部)

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