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パート1ではまったく活躍しなかった稀咲が存在感を発揮!

本多雄一の間宮祥太朗
稀咲役の間宮祥太朗Getty Images

『1』公開から、約2年の時を経ての続編。この期間が長いか短いかと感じるかは、人それぞれではあると思うが「とにかく『2』ができて、よかった!」と、溜飲を下げた方々も多いのではないだろうか。

なぜなら、原作漫画の壮大なストーリーを知っている者からすれば、『1』だけでは消化不良の部分があるからだ。

とりわけ前作が公開された際に原作ファンの欲求不満を引き起こしたのは、稀咲鉄太(間宮祥太朗)の存在だ。残念ながら、『1』では、思わせぶりに出てきて、結局、何をするわけでもないキャラクターとして描かれていた。

『2』以降では登場シーンも増えるのだろうと考えていたが、予想的中。本作では、敵対チーム『芭流覇羅(バルハラ)』と繋がっていることが明らかになり、『トーマン』に入隊し、内部から乗っ取ろうとする。いわば、この物語の黒幕的な存在として堂々とした存在感を発揮している。

次のページからは、本作のラストシーンについて考察していきたいと思う。

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